エドガーライト監督のデビュー作にして傑作。ゾンビー映画のパロディーでありながら、並みのゾンビー映画以上の出来であり、当然コメディーとしても大成功しているという素晴らしい内容です。
様々なシーンでとにかく気が利いておりここまで来ると感心してしまいます。泣きのシーンも入っているのですが、これが嫌味なくすんなり泣けるものとなっております。コメディーに泣きを入れると非常に寒々しい結果になることが多いのですが、これがしっかりこなせているのは、やはり監督の力量なのでしょうか。
たしか映画館では公開されずDVDでのリリースのみの作品なのですが、これが何故配給会社に理解されないのかが本当にわからない。決してマニアックなものではなく、万人が腹を抱えて笑える映画だと思うのですがねー。くだらないだけでなく、脚本演出等、映画としての出来映えも非常に冴えているのでこの安値期間を機に是非多くの人に観てもらいたい作品です。
作品中でふられた主人公がやけ酒をし、明朝自宅でDJをしまくりフラットメイトにキレられるというシーンが個人的にはツボでした。回しているレコードもヒップホップではなく、エレクトロ。今人気のエレクトロハウスではなく、エレクトロ。
エレクトロと言えばこのアルバムということで、DMXクルー主催のBreakin' Recordsのコンピ第一段をお薦めします。是非聴いてみてください。古いヒップホップばかりでなく、こういうかっちょいいエレクトロもしっかり現代に息づいているのですな。とは言うもののこのアルバムももう8年近く前のリリースですし、Breakin'自体、近年リリース量も乏しいですが・・・コレは名盤です。
話は逸れましたが、エドガーライト監督の二作目「Hot Fuzz」も配給されない予定でしたが、町山智浩氏が署名運動を起こし、何とか公開にこぎつけたという泣けるエピソードもあります。そんなエドガー・ライトのデビュー作、要チェックです。







